第6節 Tera計算ソフト構成


ソフト内部データと外部データ
ソフト内部データは可変数で、起動時の初期値はTera設定である。
外部データである「出荷データ」及び「物流機器データ」は固定値でデータの再替え変更はソフト停止時に行う。
これらの外部データは「Tera計算Dataフルダー」置かれている。
ソフトと可変・固定データの関係は左記のとおり。

注:「出荷データ」は完全固定であるが物流機器は一部ソフト上で変更可能、変更値に基づいて計算表示されるが外部データは変更されない。、再起動時は外部データを取り入れて計算される。

上記説明と重複するが
Tera
計算0の加工データはAccessT200」と言うテーブルに保存されており、Tera計算1及びTera計算2の計算は全て「T200」から算出している。
Tera
計算1はEIQ分析に容積と時間の概念を加えて計算し、データを出荷ランク別に25区分してEIQマトリクス表に出力するソフト。 出荷データの出荷量はバラ数であるが出庫回数・ケース換算値・PL換算値・容積換算値・重量換算値を選択して出力することが出来る。これらの出力を「出荷時間」「出荷ルート」「アテム区分」「出荷区分」を指定した条件出力も可能である。 また、一般的に使用されている計算方法であるアイテム集計や出荷先集計も同時計算されており確認することができる。
Tera
計算1は機器設備選定や保管規模入出庫能力の設定などシステム設計時に必要な数値を算出する。

Tera計算2は、出荷データから在庫量と入荷量を推定し、あらかじめ用意された保管設備及び荷役機器を選定することにより、配送センター規模を計算するソフト。建屋階数・バースなど40パターンの建屋規模を算出。建屋規模と敷地規模との取り合いをイメージできるよう工夫している。

第1章 Tera計算ソフト概要

第1項 ソフトのフロー図

Tera計算ソフトは、

Tera計算0_出荷データ加工
Tera計算1及びTera計算2で使用頻度の多い計算部分を事前に計算してAccess(「T200」テーブル)に保持する。
Tera計算1・Tera計算2は「T200」 を元にして計算をしている。

Tera計算1_出荷データ分析計算・機器割付
EIQ分析を使用し、データを出荷ランク別に25区分してEIQマトリクス表に出力する。
また、EIQマトリクス表に機器設備を割付て、その機器設備の必要規模を算出する。


Tera計算2は
入荷量・在庫量を計算して、Tera設定値に従って各機器設備の必要面積を算出集計、配送センタ規模と敷地面積を自動計算する。
1つ又は複数のTera設定を変更し、変更値全てを反映した再計算が可能。
建屋階数・バースなど40パターンの建屋規模を算出。建屋規模と敷地規模との取り合いをイメージできるよう工夫している。


Tera計算3は
各機器設備の面積を算出するユーティリティソフトなど。
Tera計算1で機器設備の必要規模を算出後、ソフト使用者が機器設備ごとに面積を計算し、配送センタ規模を設定する。
Tera計算2の手順や方法を模倣して、Tera計算3で配送センタ規模設定を学習する。

また、参考資料も添付している


Tera計算は共通して
ケース単位の出荷とバラ単位の出荷を区分して集計している。
出庫回数・バラ数・ケース換算・PL換算・容積換算・重量換算を選択集計することが出来る。
これらの集計を、「出荷時間」「出荷ルート」「アテム区分」「出荷区分」を指定することにより、条件抽出集計も出来る。
また、計算方法とEIQ方式が同時計算されており、その違い確認することができる。