第4節 入荷量推定

第4章 Tera計算2_配送センター規模計算

 第1項 入荷量推定

T810_全ケースバラデータIQは全出荷データの平均値より算出。

在庫は、最大在庫と安全在庫の間で変動する。

変動する在庫=最大在庫―安全在庫

変動する在庫日数=6日であれば6日サイクルで入荷し、入荷日に最大在庫となり、次の入荷日の入荷確定する直前は変動する在庫は0となる。
(理論的には在庫は安全在庫のみとなる)

入荷量=出荷量
入荷サイクル=最大在庫日数-安全在庫日数
入荷アイテム数=アイテム数/入荷サイクル

アイテム当たり入荷量が0.5PL以上で有ればパレット単位入荷。
0.5PL以下はケース単位入荷、
0.5ケース以下はバラ単位入荷とする。

GPLI_A1・GPLI_A2・GPLI_BはPL単位の入荷となり
GPLI_C・GPLI_D
はケース単位の入荷となる。

入荷量計算結果
1日あたり入荷物量
111アイテムがパレット(PL)単位で190パレット入荷し、
281アイテムがケース単位で1437ケース入荷。

合計 392アイテム190PL+1437ケース入荷。
その時の容積は311m3

注:
この計算は出荷データのPL換算を単純集計した数値。
PL当たりの積載数を考慮必要がある。
入荷は出荷した物量と同量、アイテム単位に「変動する在庫日数」分まとめて入荷される
入荷物量=平均出荷物量で、一日に入荷するアイテム数=各アイテムランクのアイテム数/入荷サイクルとなる。
入荷サイクル=「変動する在庫日数」。

配送センターの都合で入荷曜日指定や入荷量の変更はある、その時は入荷推定量に対する倍率で補正する。

所見
出荷は、出荷先単位に複数アイテムが少量づつ、入荷はアイテム単位に大量に入荷とイメージする。
PCB分析で言うと、パレット単位で入荷しケースやバラ単位で出荷すイメージで理解する。